
高性能テスラメーター/ガウスメーター
3軸テスラメーター
直交する3方向の磁束密度を同時集録
シングルスポット3軸測定
SENIS社が誇るフルインテグレート3軸磁気センサを搭載したハイエンドモデル
高性能テスラメーター/ガウスメーター3MH3は、世界で唯一、シングルスポットで3方向の磁束密度を検出可能なフルインテグレート3軸磁気センサを搭載しており、高精度な3軸測定を行うことができます。
一般的な3軸テスラメーター/ガウスメーターは、3個の磁気センサを並べて製作しているため、各磁気センサが磁気を検知する位置が異なり、正確な磁気ベクトルを検出することが不可能でした。
この問題を解決できるのが、フルインテグレート3軸磁気センサです。
このセンサを搭載したテスラメーター/ガウスメーターにより、従来は不可能だった永久磁石の近接磁界や、小型コイルの発生磁界、時間的変化など、あらゆる状況下において、正確な3次元ベクトルを測定することが可能となりました。
さらに、3軸磁気プローブの中には磁気センサの他に周波数特性・耐ノイズ性を向上させるため、バイアス回路と増幅器、さらには温度変化による感度補正用の温度センサまでもが集積しています。
永久磁石の品質管理、モーター・センサ用マグネットの評価、コイル・電磁石等のモニタリング、磁気応用品の開発、磁気ベクトル分布の測定、量産検査、漏れ磁束の測定等々さまざまな用途に使用可能です。
専用補正テーブル校正による高精度
3MH3のデジタル表示は、プローブごとに設定された専用の校正ファイルによって校正され、±0.1%の高精度を実現。
アナログ出力は±1%を誇り、温度特性は±100ppm/℃と非常に安定しています。
コンパクトなボディに、SENISが誇る高度な磁気測定技術が凝縮された1台です。
アナログ出力とデジタル出力を備えた万能モデル
テスラメーター/ガウスメーター3MH3はデジタル表示器にくわえて、3chのアナログ出力とRS232C(USB)通信機能を標準装備しています。
ユーザー様で構築されたデータ集録集録システムに簡単に組み込み可能です。
また、付属のデータ集録ソフトウェアを使用すれば、簡単にPC上にデータを表示/集録することも可能です。
アイエムエスOEM生産
日本のお客様向けに、使い勝手を向上させたオリジナルプローブを提供させていただきます。
定期的な校正作業もアイエムエスで行ない、校正証明書・試験成績書・トレーサビリティチャートの提出をさせていただきます。
お客様のご要望により、SENISプローブでのご提案も可能です。
主な仕様
プローブ | TP-240シリーズ ※カスタム可能 |
電源 | AC90~264V 100VAC |
レンジ |
±200mT/±2000mT 要選択 |
デジタル表示分解能 |
±200mTレンジ :0.01mT ±2000mTレンジ :0.1mT |
精度(フルスケール) |
±1%以下 アナログ出力 ±0.1%以下 デジタル出力 |
周波数特性 | <1KHz (-3db) |
温度特性 | ±0.01%/℃ (25℃±10℃) |
データ集録ソフトウェア
対応OS | Windows XP/7/8/10 |
表示機能 |
デジタル表示 グラフ表示機能 |
データ集録 |
チャンネルセレクト機能 サンプリング速度 1KHz(max) データ保存・読込機能 |
通信 | RS-232C (115200bps) |
デジタル部を取り除いたテスラメーター アナログ出力専用タイプ F3A
テスラメーターの表示器・デジタル出力を除き、アナログ出力のみ備えたアナログ磁界変換器F3A。
よりコンパクトに、組み込み用途に最適な仕様です。
磁気プローブ・センサは3MH3と同じものを使用可能、直交するXYZの磁束密度を取得し、それぞれ電圧に変換されて個別に出力します。
定期的な校正や取扱等のサポートはアイエムエスで対応可能です。